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ブラジル音楽を弾き語りで歌っているyuumiのblog


by balancoyuumi

さよならペルナンブーコ

無事一昨日オウロプレットに27時間!バスに乗り着きました。
とても綺麗なところでその時間乗った甲斐がありました。
明日はとうとう最終目的地リオへ。
この二週間を少しずつ振り返ります。
まずオリンダの最終日。





宿の朝ごはんに懲りたので部屋でポン・ヂ・ケイジョとトマト、コーヒーの朝食。

オリンダでは海を満喫した。
海辺ではクリスマスソングがかかっていて、とても不思議な気分になったなあ。
カニや小さな魚もたくさんいたし、子供も大人もリラックスしていて、気持ちのいい時間が流れていく。
そういえば、海辺で流れている音楽で一つとても気になるいい音楽があった。
歌だけの伴奏の無いもので、土臭い感じなんだけれど、海辺で聞くとまわりの景色が広がっていく感じがしてよかったなあ。



チェックアウトをして、荷物を預けて夕方までオリンダの旧市街へ。
海ばかりでヘシーフェへ出たのもマリーザ・モンチの時だけ、オリンダも最終日に初めて観光らしい観光をすることになった。
中心のカルモ広場へ出て、坂を登って上の方に上がってみる事にした。
しかし暑い、、汗が全身から吹き出してくる。
この日は夜にはバスで移動するので、一番厚めのパンツを履いてきたのだ。
ものすごく後悔した。
気休め程度だけど裾をふくらはぎまで捲り、ヨイショヨイショと坂をのぼる。

オリンダもサルバドーと同じく、旧市街は石畳だ。
町並みも色とりどりの可愛い建物が並ぶ。
オリンダはサルバドールよりこぢんまりして、地方色があるというか、とても居心地がいい。(もちろんサルバドールも素晴らしいところ。)
建物の色合いはサルバドールはパステルカラーだけど、オリンダはもう少し鮮やかな色が多い。
オリンダはオランダにも占領されていたらしいので、それもこの風景に出ているのかもしれない。
教会もオランダ、ポルトガルそれぞれの建築のものがある。

旧市街を歩いていく内にどんどんオリンダの魅力に引き込まれていく。

坂を登り切ると絶景が広がる。
オリンダの街、そしてその向こうには海が広がる。
汗だくになって登った甲斐があった。

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一件調べておいた行きたいお土産品のお店があるので、そこへ向かう。
お店に入るとレースの鞄や人形等が出迎えてくれた。
CDコーナーを見ているとお店のお兄さんが出てきて、「どれでも試聴していいよ。」と言ってくれた。
CarnivalのfrevoのCDとドミンギーニョスを聞かせてもらい、ドミンギーニョスを購入。
frevoの方も子供の歌が入っていたり、ノリノリでかわいかった。



お腹がすいてきたので、坂をおりて目当ての量り売り(ブラジルではポルキロという)のお店へ。
下り坂も急過ぎて中々踏ん張るのに力がいる。


お店へ入り野菜を中心にフェイジョアーダとライス、鶏のフライなどを取り、量ってもらってテーブルへ。
揚げ物を久しぶりに食べておいしかった。
トマトのサルサも爽やかだ。

坂の上にもう一度上がりたいと思い、先程前を通って気になっていた、海の見える屋外レストラン?へと。
ここでビールを飲もう!
おつまみにエビも頼んだ。

このお店団体さんでほぼ貸し切り状態。
どうやら誕生日会をやっているよう。
皆よく笑い、よく飲み、よくしゃべる!
見ているこっちまで楽しくなってしまう。

ビールがキンキンに冷えていておいしい。
エビがなかなか来なかったけれどようやく来た!
けどあれ?これエビですか?
お姉さんはガラスのコップに入ったスープのようなものをテーブルに置いた。
私が困った顔をしているので、「これで良かった?」と聞いてくれたけれど、とりあえず食べてみることにした。
  
エビのスープだ。おいしい。
レモンとタバスコのようなものを入れて食べるんだけれど、ブラジル版トムヤムクンのような味。
ビールにスープって変わった注文するな~と思われていたかな。
何はともあれおいしかったので良かった。


オリンダのフェスティバルの人形も見かけた。
とっても大きくて何とも言えない表情をしている。
これも素敵。

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こちらはお土産屋さんにあった絵。
撮らずにはいられなかった。
小さいのがあれば欲しかった。

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8歳くらいの自転車に乗った男の子に「1レアルちょうだい~」とせがまれた。
これがサンパウロやバイーアであれば例え子供であっても警戒してしまうけれど、オリンダの空気の中では「だめだめ~」と普通に言えてしまうから不思議だ。
自転車に乗ってるし、1レアルというところがかわいい。


のんびりと観光(暑かったけれど)して、良い時間になってきたので、宿の近くの腹痛を起こしたスーパーでバスの中での食料を買う。
ここともお別れだ。
あの時は本当に辛かった、それもいい思いでになりつつある。

宿に戻り今晩はシャワーを浴びられないので、トイレで顔を洗いタクシーでメトロのレシーフェ駅まで。
タクシーのおじさんアルリンド・クルス位(素敵なサンバのミュージシャンです)大きかった。
ブラジルでは優先座席で譲られるのは、肥満の人も含まれるらしい。
おじさんは座席からはみ出しながら、ヘシーフェ駅まで連れていってくれた。

ちょっと時間がギリギリになってきたので焦る。
メトロは途中から路線が二つに別れていて、バスターミナルのある駅まで行かないものもあるので慎重にならなくては。
ホームは帰宅ラッシュの人達で溢れかえっている。
列車の扉が開くなり皆飛び乗って、椅子とりゲームの様に一目散に座席へと走っていく。
それには呆気にとられてしまった。

目的地へ行く列車が来て、念のためバスターミナルへ行くか確認して乗り込んだ。
私の居た扉付近は手摺りがあるので、にょきにょき人の手がのびてくる。
駅を通り過ぎる度に人が少なくなっていくので、ホッとした。

バスターミナルの駅に着いたのは、18時半。
急いでBOB'S BARGERというファストフード店でチキンクリスピーバーガーのセットを買い、バスの乗り場へと向かう。

待合所へ着いたのは出発の10分前だった。
すぐにバスが来て乗り込み、着々と寝る体制へ。
行きにも同じバスに乗っているので、安心だ。
しかしバスはやっぱり疲れる。
足がしんどくなるな。
16日に乗るサルバドールからオウロプレットまでのバスは24時間かかる。
この便のプラス10時間だ。
しかもブラジルのバスは値段毎にクラスが別れていているんだけれど、その便は何も確認されなかった、、
大丈夫かな?

少し不安になりながら、ウトウトし始めた。
Boa noiteペルナンブーコ。

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by balancoyuumi | 2013-12-08 12:03