ブラジル音楽を弾き語りで歌っているyuumiのblog


by balancoyuumi

SUA VOZ, SUA VIDA

BON DIA!!

リオは快晴。

とうとうこの日を迎えた。
リオでの一ヶ月はあっという間だった。



昨日はお昼ラパの街を散歩。
サンバが聞こえてきたので、そのお店で一杯ビールを飲むことにした。

ビールだけ頼むと、しきりにフェイジョアーダをすすめてくる。
今はお腹一杯だと断ると、次に他の店員さんが来て今度は英語ですすめ始めた、、

もう一度断ると、どこから来たのかと聞くので、日本だと伝えると。
「なんだ、日本語喋れるんだ。」と彼。

驚いた。

その後は流暢な日本語で喋ってくれた。
彼は日本に出稼ぎで何度も来ていて、おじいちゃん、おばあちゃんが沖縄の人で日系三世らしい。
大阪にも観光で行ったことがあるそう。
久しぶりに日本語が喋れたと喜んでくれた。

ブラジルで日本語を喋る人に会ったのはサンパウロ以来。
外国人が来ると、お店の皆は英語が喋れないから、自分がいつも引っ張りだされる、、
とため息をついていた。



サンバの演奏もよかったなあ。


昼下がりにビールを飲みながらサンバを聞ける贅沢を噛み締める。



その後ラストのスーパーへ行く。
大きいお肉がゴロゴロある売り場に聖母マリア像があって、その違和感がブラジルらしかったなあ。
明日は日曜日なので、その分も買いだめする。 


晩御飯はブラジルで一番ハマったバカリョアーダ。
これは日本でも食べたくなるだろうな。
残ったら次の日はパスタに出来るし、二度おいしいのだ。



そしてGAL COSTAを見にCIRCO VOADORへ。

ラパの街は今までで一番の盛り上がり。
道路ではフォホーを演奏するバンドが練り歩いている。

この昼と夜は全く違う顔を持つラパとももうお別れ。
日が経つ毎に音楽で溢れたラパの魅力にとりつかれていった。


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カリオカ水道橋のある広場もいつもとは違う盛り上がりよう。

CIRCO VOADORの周りには人がわんさか溢れている。
中に入るとこれまた一番の混みよう。
やはり女王GAL COSTAの人気はすごそう。


カイピリーニャを注文し、出来るのを待っているとELISの「VOU DEITAR E ROLAR」が流れる。
この曲ここのDJタイムで必ず流れていたなあ。
大好きな曲なので嬉しい。


カイピリーニャを受け取ったと同時に喚声が起こる。
急いでステージの方に向かうと、MCがGALの紹介を始めた。
ものすごい人で、爪先立ちでないとステージが見えない。
フクラハギ絶対筋肉痛になるな。


会場の熱気も今まで見たライブの中で最高だ。
はたしてどんなSHOWが待っているのだろう。


割れんばかりの喚声の中GALがステージに登場した。
髪の色と同じ黒のワンピース。
ステージは暗くGALの顔だけが浮かび上がるようにライトが当たっている。

特徴のあるギターのリズムが聴こえる。
CAETANOの「DA MAIOR INPORTANCIA」。
声は少し低くなっているかと思ったけれど、やはり伸びのある美しい「GAL COSTA」の声だ。
なにより彼女の醸し出す雰囲気が尋常ではない。
見ているこちらを一瞬で歌の世界にトリップさせていく。


今回はニューアルバム「RECANTO」のライブで、私はこのアルバムは聞いていないんだけど、プロデュースがCAETANOで収録されているのは殆どが書き下ろしの彼の曲らしい。



メンバーはドラムにDomenico Lancellotti、ギター Pedro Baby 、ベースBruno Di Lullo。
女王を支えるに相応しい素晴らしいメンバーだ。


Pedro Babyはメインはレスポール。
曲を聴いているとニューアルバムはかなりロックなようだ。
ロックと言っても明るいものではなく、ダウナーで前衛的な感じ。

GALの歌が本当に素晴らしい。
まだまだ進化して新しい境地を切り開いていっている姿に、胸が震える。

Pedro BabyがレスポールをVIOLAOに持ち替える。
彼の指が美しいメロディーを奏で、それに寄り添うようにGALが歌い出す。
「MINHA VOZ,MINHA VIDA」


CAETANOがGALの為に作ったと言われているこの曲。
私の声、私の人生。
まさにGAL COSTAの歌だ。
昨夜の彼女にこれを歌われると、もう堪らない。
涙がスルスルと頬を伝っていく。

2005年にCAETANOを大阪で見たときはこの曲が一曲目だったな。
あのライブも素晴らしかった。



そしてまた細い糸の上をメロディーが渡っていくようなスリリングな世界へ。
GALの歌に込めるパワーがすごい。
一時も目が離せないというのはこういうことかと思う。



一転変わってやわらかい音に包まれる。
喚声が上がり、斜め前の女の子も両手
をまっすぐ高く挙げている。
「BABY」
これは大合唱。
美しい人だなあと思った。
凛とした眼差しの奥には何が映っているんだろう。

「Obrigada Circo!!!!」
彼女が叫ぶ。



熱狂の渦の中本編は終了。
喚声と拍手が鳴り止まない。
再びGALが登場し、歌いはじめる。
タイトルが分からないけれど優しい歌だった。
ニューアルバム買わなくちゃ。


アンコールを聴きながら、ブラジルでの日々の事を考えた。
この日にたどり着くために、今までの68日があったのだと。
心の底からそう思った。


あなたの声、あなたの人生の一部を見せて、聴かせてもらえて私は本当に幸せだった。


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外に出ると空には星が輝いている。
リオは夏でもこんなに綺麗に星がみえるんだ。


アパートに帰り、GALの歌の余韻覚めやらず、ブラジルで最後の眠りについた。
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by balancoyuumi | 2014-01-19 08:55